お疲れ様です。
Googleが「Google News Showcase」というサービス？プログラム？
を立ち上げるとのこと。
概要：Googleがニュースメディアにお金を払う
１．高品質なコンテンツを提供するメディアにGoogleがお金を支払う
（メインはこの部分なので、新しいサービスというよりはプログラムのような気がします）
２．メディア側は自分たちが見せたい記事をGoogleのニュース検索結果などに載せられる
（今はGoogleのアルゴリズムが決定しているんでしょう）
３．Googleがメディアに対価を支払い、有料会員しか読めない記事の一部を、読めるようにする
（いいですね）
４．ドイツ・ブラジルでまずは立ち上げ
（日本については言及なし）
５．Android版の「GoogleNews」アプリからまずはスタート。
その後iOS版や、Discovery面（Googleアプリのスタート画面のこと。iPhone使っている人はわからないかも）に拡大
背景：メディア側のコンテンツにタダ乗りしている批判があった様子
海外では、Googleが検索結果などにニュース記事を載せることに対して、
メディア側が以前が反発していた様子。
「コンテンツにタダ乗りしている」という批判。
たしかに記事を汗水たらして書いているメディア側からすれば、
この批判をしたくもなるかもしれません。
なぜなら、Googleはその記事を検索結果に表示するだけで
（表示するアルゴリズムを組むのも大変だとは思いますが）
アプリの利便性を高められるのですから。
言ってみれば引用・リツイートを
アルゴリズムに沿って検索結果に表示するだけで、
自分たちの存在価値・アプリの価値を高めている、
とも受け取れます。
（じゃあGoogleのインデックスから外せばいいじゃん、とも思っちゃいますが）
日本でのリリースは未定（言及なし）
日本でのリリースに言及していないのは
日本ではあまりその論争が起きていないからかもしれません。（あるのかな？）
私個人としては、Googleのサービスのおかげで
目に触れる機会を得られているメディアもあるのでは、と思います。
Google砲とか。
メディア側が表示する記事を選ぶのはどうなんだろう・・・。
Googleのアルゴリズムではなく、
メディア側が表示する記事を選ぶのは、正直イヤです。
なぜなら、我々ユーザー側にとって、
有益ではない情報が届けられてしまう可能性があるからです。
わかりやすい例で言うと、TV、
特に昼の情報番組と同じような構造になってしまうと考えております。
芸能人の不倫・浮気などのスキャンダルについて延々と話す。
一方で生活に大きな変化を及ぼしそうな、
政治や経済については触れない、尺が短い。
なぜならそのほうが視聴率が良いから。みんなが興味を持つから。
（視聴率が、視聴者側のニーズを満たしている結果、と言われればそれまでですが笑）
Googleのアルゴリズムがメディアとユーザーの間に入ることで
ユーザーにより有益な情報のみが選別される・届けられる。
この構造は崩さないでほしいなあ、と思います。
有料会員限定記事もGoogleのおかげで読めるようになるとのこと
今回のプログラムで楽しみなこともあります。
それは有料会員しか読めない記事を、Google経由なら読めるようになる、ということ。
よくニュースのリンク先に飛んだら、
会員限定の記事、と出て、結局読めない、なんてことがあります。
（まあそもそもそんな記事出さないようにしてくれよGoogleさん、とも思いますが）
終わりに
結論、Googleがなんらかの形で記事を取り扱うなら、
ビジネスとしてメディア側に対価を支払う、
というのはあるべき姿なのでしょう。
ただ表示されるものは変えないでほしいなあ、と思います。
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