お疲れ様です。
今回はこちらの記事の続きとして、
YouTubeの広告費用(YouTuberの広告収入)について、書きます。
YouTubeに広告出稿している側の視点
今回も広告屋として、
広告主側からの視点で書きます。
といってもYouTuberとのタイアップとかの話ではなく、
広告主側がYouTube広告の予算をどのように捻出しているのか、
そういった話になります。
言い換えると、
YouTube(Google)にお金を払っている側の視点
で記事を書きます。
華やかさはありません、夢もありません笑
そして記事タイトルはただの煽り文句です。
実際にYouTuberの給料を握っているのはGoogle様です笑
私の部署での話
今回は実際に私の部署内での経験を基に書きます。
部が同じ、課が別、という感じです。
領域的には広告で同じのため、話はよく入ってきます。
大枠も理解しているかと。
結論:意外とまだまだ余地あるんじゃない?
実は
YouTuberって収入が不安定で、危険やぞ
という内容で書き始めました。
しかし、書いてみると
実際書き始めたら
意外とまだまだ将来性がある、
まだまだ伸びしろのある市場なんじゃないか
という気持ちになっています。
YouTubeへの動画投稿を始めてみようと考えている人への記事
「これから動画投稿にチャレンジしてみようかな」
と考えている人にとっては参考になるかと思います。
特に、
でももうYouTuberとか出揃っているし、
これから動画投稿しても・・・
とネガティブに考えている人には、
背中をほんの少しだけ後押しする内容になっています。
金銭的なところでほんの少しだけ、ですが。
本題
背景:動画というコンテンツが身近に
最近はYouTubeやTik Tokのおかげで、
動画投稿というものも身近になりました。
広告主側でも、従来のテキスト・バナーでの広告形式に加え、
動画での広告にチャレンジする企業も増えています。
引用元:サイバーエージェント、2019年国内動画広告の市場調査を実施 | 株式会社サイバーエージェント
また、YouTuberという言葉は
小学生の将来就きたい職業で上位になるなど
話題になっています。
YouTuber の収入構造
じゃあ実際に稼げるのか。
一応簡単にYouTuberがどのように稼いでいるのか、
を簡単に説明しておきます。
ざっくりいうと、
1.YouTube の動画の再生前・中・後に流れる広告主の動画広告が再生される
2.Google → YouTuber 広告費用としてお金が支払われる
3.広告主 → Googleに広告掲載費用を支払う
こんな感じです。TVのCMと同じ構造ですね。
もちろん有名なYouTuberになると、
稼ぎ方はそれ以外にもあり、案件やグッズ等もあるでしょう。
しかし、私はYouTuberでもなんでもなく、
全く詳しくない(今のところあまり興味がない)ので、
興味がある方はググってみてください。
YouTube広告 はコロナ禍で中断
さて、彼らの広告収入のもととなるお金を用意しているのが、広告主です。
私の会社でもYouTube広告を実施しております。
いや、正確には実施していました。
このコロナ禍で、おそらく多くの他の会社と同じく、
広告・宣伝費用の削減をする必要がありました。
そしてその対象となったのが、
社内では認知系広告と言われいている、
TVCM・YouTube広告です。
なぜTVCM・YouTube広告が削減対象となったのか
まず先に結論を書きますと、以下のとおりです。
社内では「認知」と「獲得」の2種類の広告で分類している。
TVCM・YouTube広告は、認知型広告に分類される。
業績が苦しいとき、まず削られるのは、認知型広告から。
これから上記について詳しく書いていきます。
また、この理由こそが、
YouTuberはまだまだ伸びしろがあると考える理由に繋がります。
社内では「認知」と「獲得」の2種類の広告で分類している
これはどういうことか。
まずは認知と獲得の違いについて説明いたします。
※私の社内での分類ですので、すべての会社が同じではありません
認知型広告
TVCM・新聞広告・YouTube広告など
自社サービスを知らない、かつ将来顧客になり得る人を対象とした広告
獲得型広告
リスティング広告・リターゲティング広告など
自社・他社サービスを知っており、利用する手前の状態の人を対象とした広告
マーケティングファネル
分類は上記ですが、
対象ユーザーについても分類があります。
これは私の会社だけでなく、一般的な分類です。
メディファンド|SEO対策・Web集客は名古屋市のメディファンド
こちらの画像のようなものです。きれいにまとまってますね。
会社によっても違いますが、
うちの会社で利用する広告はこんな感じです。
認知層・・・TVCM・新聞・雑誌・YouTube広告
検討層・・・アフィリエイト広告・ディスプレイ広告
行動層・・・検索広告
つまり・・・
・認知ユーザーを増やすなら、TVCMが最も有効(費用対効果がいい)
・行動を促すなら検索広告が最も良い
という風に理解されています。
少なくとも一般的なマーケティング手法では。
そして私の会社でも上記の認識です。
広告は費用対効果が大事
そして、さらっと言いました、この費用対効果というのが、
マーケティングでは、重要視されています。
(もしかしたらその考えは古い、と言われそうですが)
費用対効果とは
広告費用をいくら使って、いくらの利益につながったのか、
ということです。
それぞれの広告の果たすべき役割で、それぞれの数値を求められる
TVCMやYouTube広告などに求められる効果・役割は認知です。
ただ、どのぐらい認知されたか、は計測しづらいため、
そこまで正確なものを求めることができません。
しかし検索広告やディスプレイ広告は数値化できることが多いため、
細かく厳しく費用対効果を求められます。
結果が良ければ広告費用を増加させ、
悪ければ広告を停止することもある、そんな世界です。
認知広告はすぐには業績に結びつかない
そしてこの認知という効果は、
コロナ禍、ひいては業績が苦しいときにはあまり求められません。
(少なくとも私の会社では)
なぜならすぐに業績に繋がりづらいからです。
例えば将来自社のお客さんになり得る人に広告をあて、
認知してもらっても、
サービスを利用してくれるのは何年も後になります。
そんな先の話よりもまずは目先の業績改善、
今すぐ利用してくれる人を1人でも多く集客してほしい。
そんな状態に企業はなっております。
もちろんこの新型コロナによって業績が上がっている会社もあるでしょう。
(UberEatsとかですかね?)
そんな企業はTVCMなどの認知型広告をやっていると思います。
なので結論としてYouTube広告はこのコロナによって
広告主側からの費用投下が減っているかと思います。
そもそも認知広告だけに限らず、不況になると広告費は減る
ちなみに
少し前ですが、こんなニュースも出ていました。
YouTube広告に限らず、
そもそも広告費用全体を減らしている会社は多くあります。
業績が苦しいときにまず削るのは広告宣伝費ですから。
(なんでかはよく分かりませんが)
終わりに 次回予告
さてここまでがYouTube広告の費用が、
広告主側でどのように考えられているのか、
について述べてきました。
ここからは、YouTube広告の将来性について
書きたいと思います。
が、結構文字数いったので
一旦ここで切りたいと思います。
それでは。
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